特にスマブラ『引退』に至ることはない話

この記事はスマブラAdventCalendar2023(その2)の9日目の記事です。

adventar.org

その2はまだまだ空きがあるので興が乗ったら参加してみてください。

未来が埋まっていたら過去の日を埋めてもらって構いません。よろしくお願いします。

ちなみに現時点での前回枠は、キビオさんのレバガチャ測定ツールを作った話でした。

昨年末よりも前からはじプロでものづくりを続けている方の個性的でかっこいい、しかも実用的な記事です。

みなさんもぜひ遊んでみましょう!

なお、今回の僕の記事は超ポエムです。ゆるく時間のある時に読んでみてください。


自己紹介

寝椅子と申します。

スマブラSPではソラとネスを使って緩く遊んでいます。

for時代はキャラ窓主をやったり、対抗戦窓の整備のお手伝いをしたり、大学でスマサーを立ち上げたりしていました。

2年ほど前から好き勝手にお絵かきの練習をしておりまして、今年はオフ大会の名札を描いたり、

篝火で展示された合同誌『必殺NB:』にネスの絵を寄稿させていただいたりしました。

少しでもお世話になったスマ勢やシーンに貢献できていれば幸いです。

公式からのアナウンスもあり今後はオフイベントの名札でファイターを描く機会が今後なさそうなので、今年のうちに名札を描きたいという目標を実現できてよかったです。

スマブラを緩やかに遊び続けている

上述したようにスマブラオフには名札を描いたり、また時間を作って選手としてエントリーしたりと、今の自分ができる形で緩やかに参加を続けています。

その一方で、自分自身にとって『誰よりも強くなる』というような向上心があるわけでないのが現状です(念のため:個々の大会では目の前の相手をバッキバキにするつもりで臨んでいますが、絶対優勝!!! のような覇気は出せていないと思います)

これはfor時代からずっと似たような状態で、ただ手触りがひたすら良い対戦ゲームとして、気分良くスマブラを遊んでいます。

その中で「今の択は読み合いになってなかったからやめて新しい択を探そう」とか、「撃墜拒否が浅い部分で嫌な気分になったから改善しよう」とか、数字に関わらない内的な目標を作っているような、そういう遊び方です。

もし今からスマメイトをガチってもし自分が1600に到達できたら相当偉業だな、と思える程度には練度はほどほどのまま、スマブラSPをやめずに5周年を迎えました。

一応少しずつ上手くなっているはずです。

今はイラストと仕事と映画鑑賞とエトセトラと……を中心とした生活を送りながら、Raachyorというモロッコのソラの技術に舌を巻き感銘を受けて、時間をみつけてトレモに潜ってコンボ練習をしています。

あとはたまに対戦募集に参加したり、VIPに潜ったり、フレ戦をしたり。

老後か?

老後かも。

引退はしないのではなくできないだろうということ

対戦ゲームを『引退する』という宣言は今も昔も変わらず目にします。

これは特に、『競技的に真剣に、日常的に遊ぶことから一線を引く』と、同じ立場で戦ってきた仲間や慕ってくれるフォロワーに対しての宣言である場合が多いなという実感があります。

実際、そうやってゲームやSNSから消えて連絡がつかなくなる奴や、少し経ってまたひっそり帰ってきたりする奴を目にしてきました。

その一方、自分はきっと、『引退』はできないと思います。

スマメイトは対戦相手がみつからずVIPもラグくて苦しいけど対人をしたいときにしか潜らず、数字的な目標を持ってこのゲームに向き合っているプレイヤーと比べれば相当不真面目です。

ちゃんとガチっている人らが意識的に時間の使い方を変えるため『引退』するのは実感として正しいものがあるのではないでしょうか。 しかし僕は、SP以降相当気ままにだらだらと、このゲームが好きだからと遊んでいます。

なので、自分自身が持つ『引退』の概念に則った『何を引退するの?』という問いに対して、僕は回答を持っていません。

物理的に時間が取れない現状と向き合いつつ、自分の中にある操作精度の向上や対戦動画を通した課題発見、友人とのフレンド対戦等々が癒やしであり快感である事実が残っている限りは、スマブラを『今遊んでいるゲーム一覧』から外すことはないと思います。

つまり、引退すると言える状態にそもそもいないので、その時がきたらそれは『引退する』ではなくきっと、『やらなくなった』が正しいでしょう。

ちなみに来年は、ウメブラに参加したり、ずっと憧れていたGenesisに行ったりする予定です。

僕はトッププレイヤーというわけではないですが、人生に一度は海外のスマブラ大会を生で観たいし参加したいと考えていたことと、特に海外のDXトップシーンを生で観たいと思い続けていたモチベーションからの行動です。

加えてタイミング的に、友人や知り合いが行くことを知ったこと、海外のスマブラ競技シーンが来年以降どうなっているかわからなくなったことなどもあり、渡航を決意しました。

通訳者やトッププレイヤーらに迷惑が掛からないよう、なるたけコミュニケーションや行動については自己完結できるような意識で楽しんでくるつもりです。

完全に観光客ですね。

あわよくばこういうモチベーションで海外に行く、トッププレイヤーでもインフルエンサーでもないスマブラ好きが増えないかなという期待もちょっとだけあります。

我々日本人が配信でよく見ている大規模大会の多くはオープントーナメントですし。

僕なんかよりコミュニケーションが達者で若い人が友達同士とかで行ったらいい刺激になるだろうなあなどと考えなくもないです。

ワールドカップやオリンピックを現地で観戦する日本人ファンなんかたくさんいますし、そんなノリで。

ただ、現代は円安が厳しい世界観ではあるので、金銭的にちょっと厳しい面もありますが……

『自分がコミュニティにいない感』への向き合いかた

今でも遊ぶインターネットを通じて知り合った多くない友人らは、forの頃からよく遊んでいた奴がほとんどで、その中でスマブラを熱心に続けているプレイヤーは数えるほどです。

この5年の間に何人かは本当に努力して活躍して有名になったり、何人かはいつの間にかゲームやSNSから消えてさっぱり見かけなくなったりしました。

そして、改めてSPになってから初めて知り合い仲良くなった人はきっと数えるほどです。

ちゃんとやっていた時間が作ってくれた貯金に、僕は人間関係を救われています。

SPになるタイミングで生活が変化し、自分が関わっていたスマブラコミュニティの大半は有志に引き継ぎました。

僕はOBとして次の世代に口を出す行為を本当にしたくなくて、自分が去ったあとのコミュニティには意図的に関わらないようにしています。 その後の様子は風の噂や当人達によるレポート経由でしか知らないものがほとんどです。

SP以降盛んになった配信者活動やファンコミュニティにも積極的に参加せず、メイトやオンライン対戦で知り合いも作らず、仕事と他の趣味の合間に参加するオフライン大会で結果も残すことすらなければ『イツメン』になることもできないでしょう。

宅オフをやるにしても住居があまり大きくないし、遅くまで家に帰れないし、個人的な事情もあり、オープンに年間を通して開けるほど実施できていないです。

こうなると、スマブラは自分のペースで遊び続けている一方で

  • オフに行っても知り合いはあまりいない事実
  • オンオフ含めたスマブラコミュニティの『中心の賑わい』に自分がいない感覚

が常に影を落とします。

この多くは、結論としては日常生活の維持のため避けようがなかったり、あるいは自由時間の使い方が変わった自分の自己責任であるものが多くを占めるはずです。

単純にfor→SPになってプレイヤー人口も増えて、同じキャラを使っているだけでコミュニティ全体で横のつながりがあった時代とのギャップもあるかもしれません。

結局この解消をするには、プレイ時間の確保やスタッフ業・配信・創作活動などなど、スマブラに関わる何かしらの活動に時間を割いて今関われる知人を増やすか自分の名前を露出するか以外にはないと思っています。

ただ、そこまでして日常的にコミュニティの中に居場所を作る動きをしなくても、ふらっと大会に行くことは悪ではないし、好きにすればいいだろうといち参加者としては考えていて。

特に知り合いがいない状態で大会に行っても正直出場するだけで得られるものはありますし、フリーや知っている選手の試合観戦は楽しいです。

今は有志が多様なオフイベントを催しているのである程度目的に合致したものに参加するべきだと思っていますが、オープントーナメントである以上は、軽いモチベーションや興味だけで、気軽に大規模大会にだって参加してみたほうが瞬間瞬間で楽しいんじゃないかなと思っています。

生涯スポーツとの類似性

話はちょっと変わりますが、僕が部活動でバドミントンをやっていたときに遭遇した、印象的な出来事があります。

それは、バドミントンが持つ生涯スポーツとしての懐の深さを目の当たりにしたことです。

初めて部活として出向いた地区大会はシニア帯との合同開催で、会場に到着すると既に大人たちの試合が始まっていました。

その中でも50歳から60歳に見える壮年の男性が、激しさこそないものの迷いの無い動きでリレーをして、確実に得点を稼いでいる様子が印象的で、「このスポーツは一生楽しめるのか」と子供ながらに思ったものです。

確かにあの男性が、もしバリバリの現役大学生プレイヤーと戦ったら体力や瞬発力的なギャップに苦しむ可能性はあります。しかし、同じプレイヤーとしてコートに立って対戦を成り立たせることはきっと可能なはずで、好きなものを続けていれば誰かと対戦することができる、バドミントンの懐の深さを体現していたように思えます。

バドミントンに限らず、スマブラやデジタルの対戦ゲームでも同じことが言えるのではないでしょうか。

世代が変わり、ゲームは新作が発売され移り変わっていく点は一般的なスポーツとの大きな違いです。

しかし、僕は今まで遊んできた経験をベースに、スマブラというタイトルが持つ面白さの経年劣化耐性と普遍性を信用しています。

別にスマブラでなくても対戦ゲーム自体を自分の無理がない程度に遊び続けることは、人との交流のきっかけとしてあまりにも大きく、また掛け替えのないものになるはずです。

余談にはなりますが、残念ながら僕は別のモチベーションのために部活動を途中で変更し、社会人になるまで文化部人間として学生時代を終えました。 加えて、今年の頭には何年ぶりかのバドミントンでアキレス腱を切るようなことをして一念発起した心までパッキリ折ってしまいました。

生涯スポーツとは……

でも、バドミントンはまたやりたいと思っていて、運動不足解消に遊べる場所をひっそり探しています。

スマブラ同様、機会があれば仲いい人と遊んだりしたいですね。

結論

だらだらと、僕自身のスマブラを遊び続けるモチベーションや普段考えていることを描いてみました。

画像もない、どうしようもない駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

結論としては、もし昔のようにスマブラを毎日できなくなって、スマブラの話をする人が常にいなくなったとしても、スマブラを明確に引退宣言して無理やり辞めなくてもいいですよ、好きなペース・好きな形で遊べばいいんですよってことです。

もし対戦相手が必要ならオープンコミュニティに今からでも参加したっていいし、タイムラインで対戦募集してもいいし、なんなら僕でよければ対戦しますのでリプライください。

新しい趣味ができたらそれにスマブラや別の好きなゲームを組み合わせたっていいですし。

結局自分がこの記事を通じて何を言いたかったかというと、

  • ゲームをガチってないお前に価値がないなんてことはないから気軽にアカウント消したりしないでね
  • 年1とかでもいいので誕生日を祝ったり飯の写真をアップしたり対戦募集をタイムラインに流したりしてみてね
  • 他の趣味が見つかったら気軽に同じアカウントで呟いたり、新しいアカウントでもぜひ一緒に遊んでね

ってことです。

お前には複数の特定個人名が入ったり入らなかったりするかもしれません。好きに解釈してください。

交友関係の広さと浅さには自信があります。

そして、少しでも自分が知っている人たちには、できるだけ元気で好きなことを長く無理なくやっていてほしいし、スマブラを通じて生まれた出会いが細く長く続くことを願っています。

僕もなるたけ自分の好きなことをマイペースに楽しく続けます。


その2のカレンダー10日目は、ぽんさんのSmashFreaksについての話です。

ずっと聞いてみたかったお話で、僕自身正直待ちきれません。

お楽しみに!